皆さんは、忖度(そんたく)という言葉の意味をご存知ですか?

某人気医療ドラマで使われていたので、知っている方もいるかもしれません。

意味を知っている人の多くは、あまり良い印象を持っていない人もいるかもしれません。

そう思わせてしまうほどに、忖度というものは誤解を招いてしまうものであるということは否定できません。

しかし、決して悪い意味ばかりではありません。

今回は、「忖度する人の25個の特徴」と題しまして、忖度について深掘りして見ていきましょう。

正しい意味を理解して、忖度を上手に使い分けていきましょう。

それでは、今回もお付き合いください。

忖度とは?

忖度とは、「他人の気持ちを推し量ること」「推し量ることで、相手に配慮すること」などを表します。

相手が言わんとすることを察し、その人の意向に沿うようにすると言うものです。

つまり、相手に対する「思いやり」の気持ちを表すものとなります。

それには、相手のことをよく理解している必要があります。

そうでなければ、相手の意向に沿うどころか、見当違いなことをしてしまっては元も子もありません。

また、相手を傷つけないために忖度という選択をする人もいます。

自分の考えや気持ちは二の次で、「相手がこう言うから」「自分にも非があるから」などと相手に対する遠慮や負い目からくるものもあるようです。

あるいは、「思いやり」という本来の主旨を忘れて、「自分のため」に忖度を選択する人もいます。

誰のため、何のための忖度なのかを今一度振り返ってみるべきなのかもしれません。

忖度する人の25個の特徴

では、忖度する人には、どのような特徴があるのでしょうか?

相手の気持ちを推し量ることができると言うだけに、見習うべき特徴があるのかもしれません。

逆に、自分本位になってしまっている忖度には注意が必要となります。

全てを見習わなければならないということではありませんので、気楽に見ていただければ幸いです。

こちらでは、25個の特徴をご紹介します。

それでは、順に見ていきましょう!

1.仲間意識が高い


1個目は、「仲間意識が高い」です。

他人の気持ちを推し量る、すなわち、相手の心情を察しようとすることは、その相手を「仲間」と認識しているからこそに他なりません。

相手と志を共にすると言いますか、相手と同じ方向に向かっている意識の高さがうかがえます。

もちろん、時としては意見が対立してしまうこともあるかもしれませんが、それもまた相手との仲間関係を維持したい気持ちの表れとも言えそうです。

一度仲間と認識した相手とは、そう簡単に袂を分かつことはないでしょう。

だからこそ、相手に忖度する気持ちが芽生えるのかもしれません。

誰かのためにする忖度は、自分のためにするそれよりも違ってくるでしょう。

2.ある一定の人から高い評価を得ている

2個目は、「ある一定の人から高い評価を得ている」です。

高い評価もさることながら、「ある一定の人」と言うのがポイントになってきます。

その「ある一定の人」に尊敬の念を抱き、忖度していると考えられます。

自分を高く評価してくれる相手の期待に応(こた)えたい、そう思うのも自然な流れなのかもしれませんね。

評価されることでさらに努力をする、そして評価が増す、と言った流れが成り立つでしょう。

3. なんとしてでも結果を出したい


3個目は、「なんとしてでも結果を出したい」です。

何かをするにあたって、「結果を出したい」と思うのは当然と言えば当然のことです。

結果を出せば、自分の評価が上がる、ステータスアップができるなど、自分にとって良いことに違いありません。

また、結果を出すことで、使命感を果たせたり、やりきった感を得ることもでき、それによって大きな功績が得られるのも魅力と言えるでしょう。

忖度をすることによって、結果を出すにあたっての勢いを上げたり、結果への後押しとなるのであれば、忖度を選ぶことも道理なのかもしれません。

とは言え、結果に固執するあまり、それまでの工程ややり方に問題があると、後々あなたの品性が問われるかもしれません。

4.上下関係を大事にしている

4個目は、「上下関係を大事にしている」です。

上下関係、つまり、先輩と後輩、上司と部下と言った「縦社会」を重んじているようです。

確かに、それは大切なことです。

目上だからこそ目下の人への配慮を忘れず、目下だからこそ目上の人からスキルなどを学び「教えてもらっている」と言う感謝の姿勢が必要と言えます。

上下関係も大切かもしれませんが、人と人としての関係も大切です。

相手が目上だから目下だからに関係なく、学べるべきところを学ばせてもらい、リスペクトできるところをリスペクトしていきましょう。

5.断れない

5個目は、「断れない」です。

これは、優柔不断であったり、「長い物には巻かれろ」と言った状態ゆえの結果があると言えそうです。

前者と後者の違いは、「迷いがあるかないか」と言えるでしょう。

心のどこかで疑問を感じたりはするものの、相手の意向を優先することを選ぶようです。

それは、優しさであったり、断った場合のリスクを考えた時の打算的な選択とも考えられます。

断ると言う選択肢があるにもかかわらず、それを選ばない、それもまた自身が出した答えです。

自分で出した選択肢を後で悔やむことがないように、その時その時にきちんと考えて結論を出しましょう。

6.できる人間だと思われたい

6個目は、「できる人間だと思われたい」です。

人は、自分のことを「できる人間」だと思われたいと思う気持ちを少なからず持っているのではないでしょうか?

「あの人すごい」「さすが!」などと思われることで、自分に自信を持てたり、鼻が高くなったりと優越感に酔いしれることができるでしょう。

忖度ができることで、人の機微がわかる人と言う認識も得ることができるようです。

人の評価を意識することよりも、まずは自分が為すべきことを1つずつこなしていくことが大切です。

人の評価に一喜一憂している間にも、できることはあるはずです。

7.未だ情報社会だということをわかっていない

7個目は、「未だ情報社会だということをわかっていない」です。

情報は、生きものです。

同じ情報でも、時間の経過などによって、その姿や内容が刻々と変化していきます。

今の時代、数多くの情報があふれている中で、情報を上手く取捨選択する必要があります。

忖度ができる人は、「前倣(なら)え」状態であるため、情報社会に疎(うと)いようです。

あなたの忖度も、知らない間に様々な情報として知れ渡ってしまうこともあります。

忖度をする前に、それが本当に正しいものなのかを自覚したうえで行いましょう。

8.ある一定の人に嫌われたくない

8個目は、「ある一定の人に嫌われたくない」です。

2個目の項目にも出てきました、「ある一定の人」がまたもやポイントとなっています。

全ての人に好かれる、それは難易度が高い、と言うよりも不可能に近いです。

それをわかっていても、人に嫌われると言うのは、心なしか傷つくものです。

「ある一定の人」に嫌われることで、自分の立場がなくなってしまうなどの「恐れる事態」が現実になることを避けたいようです。

その「ある一定の人」は、そんなに簡単にあなたを見限るような人ですか?

ただ単に、あなたが自分を過小評価し過ぎていたり、相手のことを信じ切れていない気持ちの表れではないでしょうか?

9.親や上司が忖度ばかりしていた

9個目は、「親や上司が忖度ばかりしていた」です。

親や上司など、身近な人が忖度ばかりしていたのを目の当たりにしていたことによって、自分も同じように忖度ばかりするようになってしまったようです。

確かに、周りがしていることは「やっても良いこと」「やって当然」なとど思ってしまうのも無理もないことかもしれません。

とは言え、親や上司を「反面教師」にすると言う選択肢もあるだけに、それを選ばなかったことにも問題があるとも言えます。

「親は親」「上司は上司」、自分はコピーではないと言う自覚を持った方が良いでしょう。

もちろん、良いところは良いところとして学び、悪いところは自己流で良い方向に持っていく姿勢が理想と言えます。

身近な人と言った「限定的な世界」にとらわれずに、もっと広い視野を持ちましょう。

10.義理と人情を大切にしている

10個目は、「義理と人情を大切にしている」です。

これは、一見良いことに思えますよね?

義理難く、人情味にあふれているからこそ、相手の意向を推し量ることができる、すなわち「忖度ができる」と言う構図です。

相手のことを考えなければできないことなので、良いことと言うのも一理あるでしょう。

人とのつながりを大切に思う気持ちが強く見て取れます。

とは言え、その気持ちが強くなりすぎると、自分を犠牲にしてまで忖度を選択すると言った極端な選択を選んでしまう人もいます。

相手は、あなたが犠牲になってまで自分を優先してほしいと思うでしょうか?

相手のためにと忖度することが、自己満足で終わらないようにしたいですね。

11.自分が巻き込まれる争いごとが嫌い

11個目は、「自分が巻き込まれる争いごとが嫌い」です。

好戦的な人はともかく、ほとんどの人は争いごとを避けたいと思うのではないでしょうか?

まして、争いごとに巻き込まれるなどと言うことは、災難極まりないことです。

争いごとと言う名の嵐が過ぎ去るまで、ひたすら大人しく耐え忍び、自分に火の粉が飛んでこないように注意を払うようです。

自分が争いごとに巻き込まれるくらいなら、忖度をしないで「見て見ぬふり」を貫く人もいるでしょう。

ひとたび争いごとに巻き込まれてしまうと、いつの間にか中心にまで巻き込まれてしまい、抜け出したくても抜け出せない悪循環に陥ることもあります。

なので、自分を犠牲にしてまでする忖度は必要ないと言えます。

12.よく気がきくねと言われる

12個目は、「よく気がきくねと言われる」です。

忖度は「他人の気持ちを推し量ること」、すなわち、よく気がつくようでなければできないことです。

細かいところまでいち早く気がついて、すぐに行動に移せる人こそ、「よく気がきくね」と言われる所以と言えるでしょう。

相手に気遣いができる人は、普段から親切な人です。

なので、付け焼刃な思いやりや親切では必ずボロがでます。

相手の立場に立つことができる人、相手にとって何が良いのかを考えられる人こそ、忖度の良いところを反映していると言えますね。

13.精神的に疲れている

13個目は、「精神的に疲れている」です。

忖度することで、相手との帳尻が取れるものの、常に相手を優先することが当たり前になってしまいます。

それによって、自身を見失ってしまい、心が疲弊してしまうようです。

相手に合わせることで「表面上の平和」は得られるものの、自分の本当の気持ちが出せないことで、息苦しくなると言う悪循環ができてしまうのです。

たとえ相手と意見が対立することになっても、自分が心から正しいと思えることをきちんと相手に示すことは大切なことです。

それが自分自身のためにもなり、ひいては、相手への誠意となるでしょう。

14.見返りを期待している

14個目は、「見返りを期待している」です。

誰かが困っている時に手を貸したり、誰かのために何かをしようとする姿勢は素晴らしいことです。

しかし、見返りを求めての行動となれば、話しは別です。

それは、「自分はこんなにも○○してあげた」「自分のおかげで助かったよね?」などと、自分がしたことへの対価や評価を求めることになるからです。

つまり、相手のためでなく、自分の虚栄心や承認欲求を満たすためでしかなく、浅ましいと思われても致し方ないと言えます。

「困った時は、お互い様」精神で、相手にとって良い結果になればそれで良いのではないでしょうか?

見返りを期待しなくても、相手はきちんとわかってくれているはずです。

15.認められたい

15個目は、「認められたい」です。

上記で「承認欲求」と書きましたが、自分を認めてもらえることによって、自尊心を高めることができます。

相手に自分を認めてもらいたいがために、ありとあらゆる気遣いをします。

相手にとっては、至れり尽くせりのような感覚もあるのではないでしょうか?

しかし、それが当たり前になってくると、気持ちが薄れたり、「鬱陶(うっとう)しさ」さえも感じられることもあるでしょう。

本人としては、忖度をすることで、「この人は言わなくてもわかってくれている」などと言った評価が欲しかったのかもしれません。

周りに認められたいにしても、押し売りのようになってしまうことは避けましょう。

16.通常業務だけでやっていける自信がない

16個目は、「通常業務だけでやっていける自信がない」です。

常日頃から課せられている通常業務、それをこなしていることは「当たり前」のようでいて素晴らしいことです。

しかし、通常業務をこなしているだけでは「日の目を見ることができない」と不安に感じてしまっているようです。

通常業務は、自分でなくてもできることと言えます。

つまり、通常業務以外のことをするなどして、人より抜きん出ていないと「才能」や「努力」を見出してもらえないのではないかなどと不安に陥ってしまうのかもしれません。

確かに、通常業務よりさらに上を行くことは、並大抵のことではありませんし、その心意気や姿勢は目を見張るものがあります。

しかし、そこまで躍起にならなくても、見てくれている人は必ずいます。

17.メリットがない後輩には教えない

17個目は、「メリットがない後輩には教えない」です。

「メリットがない後輩」という認識を持っている時点で、どうなのかと思ってしまうかもしれません。

忖度をする人にとって、自分が誠心誠意教えたことをこなせないような「要領の悪い後輩」は、足手まといな存在のようです。

後輩の不出来は、先輩であり指導者である自分の教え方が悪いからという評価につながってしまう可能性があるからです。

自分が教えた通りに、あるいはそれ以上の要領を発揮してくれる後輩であれば、同時に教えた自分の評価も上がることになると考えているようです。

しかし、要領を発揮しているのは後輩本人であり、後輩は自分を引き立てるための存在ではないことを再認識するべきです。

その認識を改めない限り、忖度をしていても、「真の評価」を得ることは難しいと思います。

18.飲み会では最初にビールを飲む

18個目は、「飲み会では最初にビールを飲む」です。

飲み会などのお酒の席で、「とりあえずビールね!」という言葉を聞くことが多いのではないでしょうか?

そうすることで、即座に飲み会をスタートさせることができるからです。

ビール以外を頼みたいからといって個々にメニューを見ていては、なかなか飲み会が始まりませんし、1杯目を同じ飲み物で乾杯することで連帯感が生まれます。

それによって、親しみの度合が増すような感覚が得られるのではないでしょうか?

その後のメニューのやりとりは自由としても、まずはビールを飲んで親睦を図る、これが忖度をする人の攻略方と言えるでしょう。

19.同じ人と長年一緒にいる

19個目は、「同じ人と長年一緒にいる」です。

長年一緒にいることで、気心の知れた間柄となっていて、忖度をしやすいのでしょう。

同じ人なので、相手がどんな人なのか、どのように接したら良いのか、好き嫌いの兆候など、大まかなことから細かなことまで網羅しているとも言えますね。

新しい人や付き合いが短い人では、まだ相手について知らないことが多いため、細やかな忖度をするにはデータ不足であり、忖度をしかねるのかもしれません。

下手な忖度をしないためにも、もう少し相手のことを知ってからの方が、失敗するリスクを下げることができるでしょう。

しかし、忖度の質を上げたいのであれば、色々な人と付き合いを重ねてデータを増やした方が、忖度の質も上がって手法も増やすことができるはずです。

20.TPOに合わせた服装をする

20個目は、「TPOに合わせた服装をする」です。

T(時)・P(場所)・O(場合)に応じて服装を変えることは、最低限のマナーと言えます。

服装に限らず、そうした切り替えをすることによって、メリハリがついて、その時々にあった振る舞いをするようにもなるからです。

服装がきちんとしているか否かによって、規律や心の乱れにも大いに関係してきます。

服装がきちんとしていれば、自然と背筋が伸びて、気持ちもしゃんとするものです。

それが忖度をする時の心持ちの状態にも影響を及ぼすものと考えられます。

21.人によって態度を変える

21個目は、「人によって態度を変える」です。

本来であれば、あってはならない行為ですが、忖度をする人は人を選びます。

自分にとって利になる人に的を絞り、そうでない人との態度に大きな差が生じてきます。

前者に対しては手厚い態度を取り、後者に対しては雑な態度を取るばかりか、ひどい場合にはないがしろにしてしまうこともあるようです。

このように、人に対しても損得勘定をとっさに考え、瞬時にふるいにかけてしまうと言う悪癖(あくへき)が出てしまうようです。

自分がそんな態度では、相手から同じような態度を取られても当然と言えるでしょう。

22.不正も時には仕方がないと思っている

22個目は、「不正も時には仕方がないと思っている」です。

不正はあってはいけないものです。

しかし、自分や相手の保身などを優先した時、それに対して不正が生じても仕方がないと考え、打算的になってしまっているようです。

不正とわかっていて目をつぶることは、自覚がないこと以上に罪深いことです。

良心の呵責(かしゃく)が生じるのであればともかく、「その時が良ければそれで良い」というようなこの行為は、忖度する時に少なからず存在してしまっています。

今一度初心に立ち返り、不正を必要とせずに済む方法を模索しましょう。

23.長いものに巻かれる

23個目は、「長いものに巻かれる」です。

これは、「力がある人に従った方が得である」という意味を表します。

ここにも「人を選ぶ」という癖が出てしまっていますね。

まさに、「虎の威を借る狐」の状態ですね。

権力がある人に付き従っていれば、自分の地位は安泰するという考えがあるのでしょう。

これもまた打算的と言えるかもしれません。

しかし、そうした人は「風見鶏」のようになってしまう可能性もあります。

24.したたか

24個目は、「したたか」です。

上記の「長いものに巻かれる」などからもうかがえるように、忖度する人は「したたか」な一面を持っている人が多いです。

したたかとは、「しぶとい」「一筋縄ではいかない」など、一癖も二癖もあるような意味合いにとられることが多々あります。

それらをもってして、忖度を上手く使って、自分にとって物事が優位に運ぶように計算しているようです。

とは言え、全ての人がそのように計算高い人ということではありません。

したたかは、「強か」と書くことから、強い様子やしっかりしているという意味でも使われることがあります。

なので、したたかな人はしっかりしていて、忖度の分別もできている人もいると言えます。

25.順調に出世している

25個目は、「順調に出世している」です。

人を思いやることができるからこそ、周囲から信頼を寄せられ、順調に出世街道を歩んでいるようです。

忖度の良い面を見事に発揮しているからこその結果と言えるでしょう。

あるいは、上手く立ち回ることで、スムーズに出世していっている人もいます。

相手の意向に沿っていると同時に、自分にも恩恵が回ってくるように、緻密(ちみつ)な忖度がなされているようです。

いずれにしても、上に立つからには、上の人だけでなく、下の人にも尊敬されるような人であり続けてほしいですね。

忖度はもとより、忖度がなくても周囲と上手くやっていけるような手腕も発揮してほしいと思います。

忖度する人ほど褒められる矛盾

上記で、「忖度する人の25個の特徴」を紹介しました。

「なるほど!」と思うものもあれば、「ん?」と思うものまで、様々な忖度の形がありましたね。

同じ忖度でも、中身の良し悪しによって、意味合いやもたらす影響は大きく変わってくることがわかりました。

良い面があるとは言え、忖度は「目上の人に対する意向のくみ取り」「利害関係」に大きく傾きがあるように思います。

思いやりのように、相手を問わず、利害関係の有無も関係なく行われるものとは、やはり違うものであると言えるでしょう。

にもかかわらず、「忖度する人ほど褒められる」といった矛盾が生じることが往々にしてあります。

上記の特徴でも紹介しました「長いものに巻かれる」「相手によって態度を変える」など、特定の人に媚(こび)を売っているように見える行為によって恩恵を受けているようです。

もちろん、良い意味の方の忖度によって褒められている人もいるので、一概には言い切ることができません。

が、悪い意味の方の忖度によって褒められる人は、それだけ頭の回転が速く、瞬時に切り替えができるなど、ある意味「要領が良い人」と言えるでしょう。

そうした点は、ある意味見習うべきところなのかもしれません。

とは言え、それは決して人まねではできないことも確かです。

得手不得手があるように、あなたにはあなたに合ったやりかたがきっとあります。

自分流の忖度を見つけて、自分に合ったものに変えていけばいいのではないでしょうか?

現代で伴う忖度のリスク

上記で、「忖度する人ほど褒められる矛盾」について紹介しました。

しかし、リスクも同時に存在しています。

それは、現代が情報社会であることが大きく関係しています。

忖度の特徴で、「未だ情報社会だということをわかっていない」とありましたが、まさにそれです。

現代は、多くの情報が飛び交っていて、様々なところから情報が出てきます。

いつでも・どこでも・誰でも情報を出すことができる、しかし、中には「真実ではない情報」もあります。

行き過ぎた忖度をする人への戒(いまし)めを込めた情報、上手く忖度をする人への嫉妬から来る情報など、善意や悪意によってもたらされる情報があります。

それが真実であるにしろ、そうでないにしろ、それらの情報の真偽を確かめることなく鵜呑みにしてしまう人も少なからず存在しています。

「人の噂も七十五日」「人の口には戸が立てられない」などがあるだけに、一度広がった噂は長く残り、形としても残り、さらに真実とはかけ離れた噂が蔓延(まんえん)する恐れも考えられます。

とても重要なことなので、以下の項目でももう一度おさらいします。

情報が漏れやすい現代では忖度はほどほどに

上記でも書きましたとおり、情報が漏れやすい現代では忖度はほどほどにする必要があります。

あなたが忖度をするにあたって、見返りなどの意図が有る無しに限らず、それを好意的にとらえる人ばかりではありません。

前述のように、忖度への嫌悪感から来る「善意の情報」、あなたへの嫉妬などから来る「悪意の情報」などが、様々な情報へと形を変えてあなたの前に立ちはだかることがあるでしょう。

あなたが「自分自身への恩恵のために行った忖度」であっても、「相手のためを思って行った忖度」であっても、そこに込められた真意が情報に反映されていることは少ないかもしれません。

思いやりの心は必要ですが、それが行き過ぎたり、相手のご機嫌取りや自分を高く評価してもらうための打算的なものであるのなら、それは不要なものへと姿を変えるでしょう。

今一度「忖度=思いやり」と言う原点に立ち返り、自分の行いが必要なのか否か、正しいのか否かを考えてみてはいかがでしょうか?

そうして最後に残った選択肢によって、最適な忖度をすることができるでしょう。

もちろん、忖度をすることだけが選択肢ではありません。

忖度をしなくてもできることがあるはずですし、それでこそ自分の真の実力を発揮することができるでしょう。

それは間違いなく誰の後ろ盾でもなく、あなた自身の努力がもたらした結果です。

堂々と自分らしくあれば良いのです。

忖度をするにしても、しないにしても、みなさんにとってより良いものが得られることを、心から祈っています。